Lawrence Lek(ローレンス・レック)の映画『AIDOL 爱道』サウンドトラックが11月27日(金)に〈Hyperdub〉より、リリースされる。
Lawrence Lekは、CGIを駆使した映画製作やバーチャルリアリティのインスタレーションの制作をおこなっているロンドンを拠点とするアーティスト。
彼が初の長編映画として制作したのが、2019年に公開されたCGIファンタジー作品『AIDOL 爱道』だ。
本作は、2016年に開始した空想家科学的ビデオエッセイ『Sinofuturism (1839–2046 AD)』の延長上に位置づけられている。こちらは、中国社会の7つのステレオタイプ(コンピューター、コピー、ゲーム、勉強、中毒、労働、ギャンブル)を元に、人工知能が中国の技術発展を形作っていくストーリー。
『AIDOL 爱道』は、2065年のeスポーツオリンピック閉会式でのカムバック公演を熱望する衰退したスーパースター・Divaと、アーティストになりたいAI・GeoをめぐるCGIファンタジー。幻想的で壮大な建築から雪に覆われたジャングルを駆け巡るディストピア的な世界に美しい歌声が響き、人類とAIの闘争を中心に展開する。
本サウンドトラックでのびやかな歌声を響かせている英語と北京語で歌われたDivaのボーカルにはボーカロイドも使用。作曲家のセス・スコットとともに制作されたトラックは、優雅で美しく古典的な映画のスコアを想起させる。ゲーム音楽やヴェイパーウェーブ、アンビエント好きにはたまらないのではないだろうか。
レコードでのリリースには、『AIDOL 爱道』の世界観を表現した4つのオリジナルプリントと英語と中国語の歌詞シートが付属する。
また、アートワークのハイレゾデジタルコピーとのロスレスバージョンを備えた、カスタムプリントケース付きの限定USBも用意されている。
<作品情報>

Lawrence Lek
『AIDOL 爱道 (OST)』
HDBLP054
フォーマット:Vinyl / Digital / USB
リリース:2020年11月27日(金)